支配人インタビュー
interview #03
まだ見ぬ自分が 咲いていく、 人生最後の仕事。
Topic 01
これまでのキャリア、入社のきっかけ
50歳を目前に息子が大学を卒業し、定年までの自分の人生を見つめ直した時、「一度もやったことがない仕事を、人生最後の仕事にしよう」と思い立って転職活動を始めました。検索ワードは「50代 正社員」。ヒットした3社のうち、前職の不動産関係の仕事を活かすことができそうな、東横インに興味が湧きました。
実は私、東横インに入社するまで、旅行に行ったこともホテルに泊まったことも、ほとんどありませんでした。それまでは母子家庭だからと子どもに不自由な思いをさせないため、土日関係なくWワークをこなす日々。入社してはじめてキャリーバッグを買い、勉強のためにいろんなところへ宿泊に行くようになりました。
Topic 02
東横INN支配人の魅力
入社後すぐは何をすればいいのか全くわかりませんでした。それでも少しずつ成長できたのは、先輩支配人の支えと、「わからないことを恥ずかしがらない姿勢」があったからだと思います。毎日共有される先輩支配人の日報を読んで対応方法を学び、わからないことは素直に聞く。設備修理で業者さんを呼んだ時は、その作業内容を見て覚える。そんな積み重ねが自分の中の経験値を上げていきました。今では約90人のスタッフ一人ひとりが「チームT.I.」の一員として、前向きにいろんな提案してくれることが喜びです。一棟を任せられる責任感と采配の大きさはプレッシャーですが、他にはないやりがいを感じています。
また、嬉しいのはやっぱりお客さまの笑顔です。朝食会場では、なるべく自分からお膳を下げにいき、そこでちょっとしたお声がけをするようにしています。ホテルに帰り着いた夜はお客さまもお疲れなので、会話のチャンスは朝。「部屋が綺麗だった」「ごはんが美味しかった」──そんな何気ない一言をかけていただくことが、一番のエネルギーになります。
Topic 03
大切にしている価値観
支配人は「常に見られる」仕事だと感じています。お客さまはもちろん、スタッフも支配人の表情や空気感を敏感に感じ取っています。私の元気がないと、スタッフの表情が曇り、お客さまにも伝わってしまう。みんなが気持ちよく働けるように、いつも凛としていよう、と自分を律しています。
まずは人に興味を持つこと。そして相手の価値観や感情、経験を知ろうとする姿勢が信頼関係を生みます。みんなで意見を出し合い、チームでひとつの目標を達成していくホテル経営は楽しくてたまりません。仕事が大好きなので、本当はどんなに長時間働いても苦にならないのですが、他のスタッフのためにもしっかり休み、プライベートの時間も大切にしています。
Topic 04
応募を検討中の方へメッセージ
東横インは、年齢や経歴にとらわれず「人」を見てくれる会社だと思います。2025年には「優秀支配人賞」をいただくことができましたが、素晴らしい支配人がたくさんいる中、私がこの賞をいただいてもいいのか、と正直戸惑いました。でもこれも支えてくれるスタッフのおかげ。改めて周囲に感謝する機会をいただき、とても嬉しかったです。
支配人という仕事は、決して「偉くなる」ことではありません。スタッフみんなに支えられ、自分を成長させてもらえる仕事です。店舗運営の他にも、地域貢献イベントや委員会活動など、やれることもどんどん広がります。東横インならまだまだ挑戦できるし、憧れの存在がたくさんいる。この道に少しでも興味があれば、ぜひ迷わず一歩踏み出してみてください。
他のインタビュー
INTERVIEW